先生が語る
"当園のストーリー"
Q.子ども達とのエピソードは?
私のクラスに牛乳がとても苦手な子がいました。 いつも私の所に「もう飲めない」とコップいっぱいに入った牛乳を持ってきていました。
「ひと口でいいから先生と一緒に頑張ってみよう!」と言っても首を横に振り、「ヤダ」の一点張り。 次第に目がウルウルしてきて泣きそうになるのです。そんなやりとりが毎日のように続いていました。
そんなある日、お弁当を食べていると「先生、今日は牛乳頑張ってみる!!」と私に言いました。 そして、ごちそうさまの挨拶をしようとした時、「先生、飲めた!!」と満面の笑みで私に言ってきました。
私も突然のことだったのでビックリしてしまい、「え?」と聞き返してしまいました。コップの中には牛乳は少しも入っていません。 私はすごく嬉しくなって自分のことのように喜びました。
それから毎日、牛乳を残すことはなく、「今日で牛乳飲めたの○回目だ!」と自分でとても喜んでいます。 最近ではおかわりまでしてくれるようになりました。
※この記事は、アトリエバレーナ幼稚園3歳~5歳児クラスの担任にインタビューしたものです。